嘘をつく子にはどうしたらいいの? 

子供ってよく嘘をつく生き物ですよね。

もちろん大人だって嘘をつきますが、できれば自分の子供には

嘘はつかずに正直に生きていってほしいものです。

そもそも子供はどうしてそんな頻繁に嘘をつくのでしょうか。

子供が嘘をつく原因とその対処法について見ていきましょう。

なぜ子供は嘘をつくのか

子供がつく嘘にはいくつかの種類のものがあります。

まずひとつ目は、空想と現実がごっちゃになっている場合です。

例えば休みの日にどこにも行っていないのに、幼稚園の先生に

「昨日遊園地に行ったんだよ!」と言ったりするような嘘です。

これは「遊園地に行きたい」という思いが「遊園地に行った!」に

変わってしまったために起こる嘘です。

本人は嘘をついている自覚はまったくありません。

親が「昨日遊園地行ったっけ?おうちにいなかった?」と

冷静に訊けば、本人もしばらく考えた後に「そういえば行ってなかったかも」

なんて言いだしたりします。

こういった嘘は大して気にすることもなく、放っておいても問題ありません。

「うちの子、空想癖でもあるのかしら」なんて心配する必要もありません。

成長とともにこういった嘘はなくなっていくので、あまり気にせずに見守って

あげましょう。

ただ、だいぶ大きくなってもまだこういった嘘をつく場合は、本人は嘘と

自覚して発言しています。

その場合の嘘は大人が見栄をはってつく嘘と同じです。

自分を良く見せたいと思って嘘をついているので、放っておくとどんどん

エスカレートしてしまうこともあります。

次に嫌なことから逃げたい時につく嘘があります。

手を洗ってないのに「洗った」と言ったり、宿題をやってないのに

「宿題終わった」などという嘘です。

面倒でやりたくないことから逃げるために、子供はとっさに嘘をつきます。

しかしとてもわかりやすい嘘のため、すぐにバレて怒られたりします。

これらの嘘は親から見てすぐにわかる嘘なので、対処もしやすくなります。

そして最後に、怒られるのが嫌でつく嘘です。

これは親からすると一番厄介な嘘です。

なぜならこういう嘘をつく時は、子供はたいてい何か悪いことをして

いるからです。

例えば家で何かを壊したけど「やってない、知らない」と言ったり、

友達のものを勝手に持ってきて「もらった」と言ったりするのがこのケースです。

こういう場合、子供の言っていることが本当かどうかわからず、叱るに叱れない

こともあります。

子供の言うことを信じたのに、結局嘘だったとわかってショックをうけてしまう

こともあります。

子供が嘘をついた時の対処法

では子供が嘘をついた時、親としてはどういう対応をすればいいでしょうか。

まずどの嘘にも共通して言えることは、いきなり怒ってはいけないということです。

嘘をつくには子供なりの思いがあるはずなので、その思いを無視してはいけません。

嘘をつかせたくなくて怒っているのに、逆にもっと嘘をつくようになってしまいます。

 

それでは嘘の種類ごとに子供への対応の仕方を見ていきましょう。

・空想と現実が混ざってしまった場合

これは先ほども書いた通り、放っておいても問題ありません。

逆に親が過剰に反応してしまうとますます嘘をつくようになって

しまうこともあります。

嘘だとわかっていてもそれがなんの問題もないような嘘だったら「そうなんだね」

と軽く流してしまって大丈夫です。

もしその嘘を正したい場合は「あれ?そうだったっけ?」と子供に疑問を投げか

けて、本人にそれが嘘であると気づかせてあげましょう。

 

しかし、大きくなってもこういった嘘が続く場合は、子供の自己肯定感がさがっ

ている恐れがあります。

自分を良く見せたい、認めてほしいと思って嘘をつくということは、日ごろから

あまり親に認めてもらっていない可能性があります。

そういう時は、嘘をとがめる前にまず子供のがんばりをたくさん褒めて認めてあ

げましょう。

時間はかかりますが、そうやって親に認めてもらった子は「自分はこのままでも

いいんだ」と自信がつき、こういった嘘をつくことがなくなっていきます。

 

・逃げたい時につく嘘

これはだいたいが嘘だとすぐにわかる程度のものですから、そんなに過剰に

反応する必要はありません。

また「本当はやってないでしょ!」と厳しく責める必要もありません。

もし手を洗ってないのに洗ったと言ったら「そう、でもまだ汚れてるからもう

一回洗おうか」と今度はきちんと親が一緒になって洗えばいいだけです。

宿題をしていなかったら「でもこの宿題何も書いてないみたいだけど、

やり忘れたの?」と訊いてみてください。

おそらくそこで子供はまた「あ、忘れてた!」と嘘をつくでしょうが、その嘘には

気にせず「はい、じゃあ頑張ってね」と宿題をするように仕向けましょう。

こうして続けていくと「嘘をついても逃げられない」ということがわかって

くるので、だんだん嘘をつかなくようになってきます。

 

・怒られたくなくてつく嘘

親に怒られるのが嫌で嘘をつく子供の場合は、親のほうに責任があることが

多く見られます。

こういう子供の場合、たいてい普段から親に怒られすぎています。

もちろんしつけとして叱ることは大事ですが、なんでもかんでも怒りすぎて

いると子供の心には防御反応が起こります。

そうすると反射的に怒られないようにと嘘をついてしまうのです。

その時はもし子供が悪いことをして嘘をついていたとしても、絶対に怒ったり

責めたりしないでください。

絶対に怒らないと約束して、本当のことを話すように促してください。

そしてもし本当のことを話してくれたら「よく話してくれたね、ありがとう」と

抱きしめてあげてください。

もしなかなか本当のことを言ってくれなければ「あなたが嘘をつくと、お母さんは

悲しい」と伝えるのもひとつの手です。

どんな子供でも親を悲しませたくないという気持ちを持っているので、親が悲しんで

いるとわかればその行動をひかえるようになります。

 

嘘をつかない人間はいませんが、人を傷つけるような嘘や悪事を隠す嘘はつかない

子供に育てたいですよね。

でも子供に嘘をつくなと言いながら、自分が頻繁に嘘をついていたりしませんか?

子供は親の姿をよく見ています。

親がしょっちゅう嘘をつけば「嘘をついていいんだ」と学習してしまい、子供も

よく嘘をつくようになってしまいます。

子供の嘘をなくしたければ、まずは親である自分が嘘をつかないように気を

付けましょう。

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