知らないと子供に悪影響?過保護と過干渉の違い

過保護と過干渉、どちらも似たような言葉ですが意味はだいぶ違います。
特に過保護は悪い意味として誤解されがちですが、本来は子供にとって必要なもの
なのです。

ではそんな過保護と過干渉はどう違うのか、子供にとっての影響はどうなのかを見ていきましょう。

過保護と過干渉の違いは?過保護な親のイラスト(教育)過保護というのは「子供がやってほしいことをやりすぎる」という意味です。
やりすぎると聞くとどうしてもマイナスイメージがありますが、本来は子供の要求はききすぎて悪いことはありません。
例えばたくさん抱っこしてほしいとか、着替えを手伝ってほしいとか、寂しいから一緒に寝てほしいとか、そういった要求はきちんときいてあげることが子供の精神安定につながります。
逆にこれらを「甘えるな」とはねつけてしまうと、子供の心には親への不信感が芽生えてしまいます
また「自分は大事にされてない」と感じて自己肯定感が下がってしまうことにもなります。

もちろん欲しいおもちゃを全部買ってあげるとか、食べたいお菓子を好きなだけ与えるということは現実的には無理でしょう。
しかしそういった場合もただ簡単に「ダメ!」と否定するのではなく、子供の要求をまずはよく聞いてあげてからどうして今はダメなのかを説明してあげましょう。
そうすることで子供も「自分の話を聞いてくれた」ということで心が満たされます。

それではもう一方の過干渉についてはどうでしょうか。
過干渉とは「子供がやってほしくないことをやりすぎる」ことです。
例えば自分で着替えができるのにやってあげるとか、進路を勝手に決めてしまうとか、求められてもいないのに何もかも親が手を出してしまうことです。
これをやってしまうと子供は自分では考えることも行動することもできなくなってしまいます。
まさに赤ちゃんの状態が大人になってまで続いてしまうのです。
こうなると子供はいつまでたっても自立できず、また自分の意見を聞いてもらえない不満から親への信頼感がなくなります。

過干渉にならないためにはどうすればいいの?

過干渉にならないためには、まずは「先回り育児」をすることからやめてみましょう。
先回り育児とは子供がまだやっていないことを失敗しそうだからと親が先に手を出してしまうことです。
例えばこんな経験ありませんか?

・ボタンとめや着替えがなかなかできないでいる子供に「お母さんがやるからかして」と子供が助けを求める前に手伝ってしまう。
・料理を手伝いたがる子供に「危ないから」と手伝わせない。
・子供がお茶をコップに注ごうとしてるのに、こぼしそうだからと親がやってしまう。

こういった先回り育児は過干渉の始まりです。
こうやってなんでも親が率先してやってしまうと、子供は失敗体験を学べなくなってしまいます。
そうすると極度に失敗を怖がったり、失敗が嫌で難しいことにチャレンジすることもできなくなってしまいます。

親が先回りをしてしまう理由のひとつに「時間がないから」というものがあります。
確かに子供がいつまでも着替えに時間がかかっていたら、予定の時間に間に合わなくなってしまいます。
そういった時はとにかく時間に余裕をもって支度を始めるようにしましょう。
どうしても時間がない時でも「ほら、時間ないからお母さんにやらせて!」ではなく「時間ないから少しだけお母さん手伝ってもいいかな?」と子供に訊いた上で手助けをしてあげるのがいいでしょう。
もしどうしても「自分でやりたい」と言うのであれば「じゃあこの時間までね。それまでにできなかったらお母さんと交替ね」と時間を決めてしまうのもひとつの手です。
時間までにできなかったとしても、子供は自分で挑戦できたということで満足感を得ます。
そして「時間までにできなかった」という失敗体験もできます。
そこで親は「ほら、やっぱりできなかったじゃない」ではなく「自分一人でここまでよく頑張ったね!」と努力を褒めてあげましょう。

少し大きくなってくると、今度は習い事や進路のことに干渉してしまうことがあります。
「進路くらい子供の好きにすればいい」と思っていても、もし子供が遠く離れた全寮制の高校に入りたいと言ってきたらどうしますか?
その時に「うん、わかった。好きにしな」と言える親は少ないのではないでしょうか。
私ももし子供が将来そう言ってきたとしたら、やはり即答はできません。
そこにはやはり「子供が心配」という思いがあります。
ずっと自分の保護のもとにいた子供をいきなり手放すことに戸惑いを感じるのです。
しかし子供が自分から「やりたい」と言うことについては、親は全力でサポートしてあげるのが「過保護」です。
そこで「遠いからやめときなさい。近くの高校にしときな」と親の考えだけ押し付けるのは「過干渉」です。過保護な親のイラスト(女の子)

もちろんなんのサポートなくなんでもかんでも「どうぞご自由に」とやってしまうのはただの放置になってしまいます。
もし遠くの高校へ行きたいと言うのなら「なぜそこへ行きたいのか」「一人で暮らしていけるのか」「お金の問題はどうなのか」というような親の心配を、きちんと子供と話し合う必要があります。
そこで話し合い、お互いに納得した上で答えを出すのが理想的です。

しかしその話し合いの場で「一人だと大変でしょ?あなたにできるの?」「お金もかかるからやめといたら?」「近いほうが友達とも離れずにすむよ」などというように、親のしてほしいように子供を誘導してしまっては意味がありません。
あくまでお互いが同等の立場として話し合いをしましょう。

親にはどうしても「子供にはこうあってほしい」「こういう生き方をしてほしい」という理想のようなものがあります。
それはもちろん子供の幸せを願ってのものなのですが、子供の本当の幸せはやはり本人にしかわかりません。
親の理想を押し付けてしまうと子供にとっては幸せどころか息苦しさを感じるだけになってしまいます。
子供の気持ちを尊重しつつそれをサポートする、ということは本当に忍耐のいることです。
あまりに気負いすぎると今度はこちらがストレスでまいってしまいます。
自分の心や時間に余裕のある時だけでもいいので、できるだけ子供の心に寄り添ってみてはいかがでしょうか。
そうすれば自分も少しずつそのやり方に慣れてくるはずです。
時間がかかってもいいので、少しずつ「過干渉」から抜け出してみましょう。


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