子供を産むまでは子育ての辛さってわからないですよね。
でも実際に産んでみると、その子育ての大変さに愕然とする人も少なくないと思います。
私の息子も本当に手がかかる子だったので、いつまでこんなに辛い時期が続くんだろうと嘆いたこともありました。
そこで、今回は子育ての辛い時期とその乗り越え方について見ていきたいと思います。
子育てが辛い時期はいつまでだと思いますか?
子育てが大変なのは身もふたもなく言ってしまえば一生続きます。
ただ「もう辛い!」と感じる時期は小学校低学年くらいまでではないでしょうか。
それでは子育てを辛いと感じる時期を、順番に見ていきましょう。
・乳児時代
この時代はよっぽど寝てくれる赤ちゃんでなければ、大体のお母さんは辛いと感じるはずです。
産まれたばかりの赤ちゃんは長く続けて眠ることができません。
そのため2~3時間おきに起こされる毎日が続きます。
起こされるだけではなく、そこで授乳をしたりオムツを替えたり、泣き続ける赤ちゃんを抱っこしたりと延々とお世話が続きます。
夜泣きの激しい子だと1時間おきに起きたり、一晩中抱っこしていないと寝ないなんて子もいます。
そうするともう慢性寝不足です。
ただでさえ赤ちゃんの泣き声は大人にとっては不快なものなのに、寝不足でフラフラしている上にさらに耳元で泣かれたら、精神的におかしくもなりますよね。
また子供が生まれるととにかく子供中心の生活になります。
今までは自分の好きな時間に起き、好きな時間に食事をしてお風呂に入って、好きな時間にくつろいで好きな時間に寝ていましたね。
それがすべてできなくなります。
夜は何回も起こされ、食事どころか家事も思うように進まなくなります。
掃除も洗濯もしたいのにできずに仕事がどんどんたまる一方。
トイレすらすぐには行けず、赤ちゃんが泣きわめくのでゆっくりと用を足すこともできない。
お風呂は子供のお世話で精一杯で自分の頭を洗う暇すらない。
この「自分の自由がきかない」という生活は思った以上にストレスになるものです。
・乳児~幼児時代
少し動けるようになってくると今度は家の中でのいたずらがはじまります。
戸棚を開けて中のものを全部出す、ティッシュを全部引き出す、ご飯を全部ひっくり返す、家にある物を片っ端から散らかす、などなど。
一日中家を片付けたところで片付きません。
またちょっと目を離すと転んだり頭をどこかにぶつかったりと危険なので、常に子供に目を配っていなければなりません。
後追いが激しい子だと常にお母さんの姿を探して泣きわめいたり、片時もお母さんから離れなかったりと、まだまだ家事もままならない時期が続きます。
・2歳のイヤイヤ期
2歳くらいになると一人遊びもだいぶ上手になってきて、少しはお母さんもほっと息がつける時間がくるでしょう。
しかしそれと同時にやってくるのが「イヤイヤ期」です。
とにかくなんでもかんでも「イヤ!」と言い出すのがこの2歳です。
しかしそれは別にお母さんに反抗したくてしているわけではなく、自我が芽生えてきた証拠なのです。
しかし服を替えるのもイヤ、ご飯もイヤ、お風呂もイヤ、歯磨きもイヤ、となると一日中付き合っているお母さんとしては毎日ぐったりですよね。
・年長~小学校低学年
このくらいの時期は「第一次反抗期」といわれるものに突入します。
本来は小学校2年生くらいにはじまる反抗期を指しているのですが、早い子だと年長さんくらいからその兆候が表れます。
この頃になると口も達者になり、とにかく生意気なことを言うようになります。
私もよくたかだか5~6歳の息子と本気で口喧嘩をしたものです。
しかし親に反抗しつつもまだまだ甘えてくる時期なので、親としては振り回されてばかりです。
辛い時期を乗り越えるにはどうする?
辛い時期には様々ありますが、どの時期にも共通して言えるのが「適度に手を抜く」ことと「人に頼る」ことです。
子育てが辛くてどうにもならなくなってしまう人は、頑張り屋さんだったり完璧主義者だったり、とにかく一生懸命になりすぎる傾向にあります。
家が散らかっていても掃除ができなくてもご飯がレトルトや惣菜になっても、「まあ、いいか」とやりすごすことが肝心です。
赤ちゃんが泣いていてもすぐに抱っこする必要もありません。
忙しかったら少しくらい放っておいても大丈夫です。
疲れて体が動かなかったら、少しくらい子供にテレビを見せて自分は仮眠しても大丈夫です。
「こうあるべき」だとか「こうしなければならない」という思いを捨てて、自分が楽をできるように工夫してみましょう。
自分に余裕が生まれれば、いつもならイライラしてしまっていたことでも大丈夫になります。
まずは自分に優しく、を心がけてみてください。
また、今の時代は「ワンオペ育児」がよく話題になりますが、一人でなんでもかんでも抱え込んでしまっているお母さんもたくさんいると思います。
特に一番頼りたい旦那さんがあまり育児に参加してくれないと、お母さんとしては本当に辛いと思います。
ただお母さんがつぶれてしまっては元も子もありません。
たまには旦那さんに子供を預けて一日中寝てみるとか、好きな物を食べに行くとか、自分がやりたいことをやりましょう。
どうしても旦那さんが頼れないのなら他の人でもいいんです。
自分の親、兄弟姉妹や仲のいい友達、誰もいなければ公共機関に頼るのも一つの手です。
誰でもいいので、とにかく育児を一人で抱え込まないことです。
誰かに愚痴を言うだけでもストレス発散になりますよ。
頑張りすぎない事が一番大切です
辛い時期はいつかは終わりがきますし、子供も日々成長していきます。
しかしいま現在辛い時に「いつか楽になるよ」と言われてもまったくなぐさめにならなかったりします。
「自分はダメな母親だ」「もう子育てなんかやめたい」
そんな風に思った時はぜひ頑張っている自分を褒めてあげてください。
とりあえず子供に何事もなく元気でいま生きている、それだけですごいことです。
それ以上を求める必要もありません。
「手を抜くこと」「人に頼ること」を忘れずに、頑張り過ぎない育児を目指しましょう。
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