子供が生まれてから必死で子育てをしていると、子供の成長ってあっという間ですよね。
この前まで泣いているだけだった赤ちゃんが、走って笑って自分でご飯を食べている姿を見ると、本当に子供の成長の早さには驚かされます。
しかし成長は嬉しい反面、大変なこともまたたくさんあります。
その中のひとつが2歳で訪れる反抗期です。
昔から魔の2歳児と言われていて、この年頃の子供はとにかく手がかかります。
ではそんな厄介な2歳の時期をどう乗り越えたらいいのか、その方法を見ていきましょう。
魔の2歳児ってどんなもの?
そもそも「魔の2歳児」とはどういったものなのでしょうか。
最近では「イヤイヤ期」とも呼ばれるようにもなりましたが、だいたい2歳くらいで訪れると言われている反抗期です。
とにかく何に対しても「イヤ!」と言い出します。
0~1歳くらいの時は特に自分の意思というものはなく、お母さんやお父さんの言うことがすべてなので比較的素直に言うことを聞きます。
それが2歳くらいになると自分の意思が出てきて自己主張を始めます。
しかし自分のやりたいことややりたくないことをしっかりと言葉で表す能力はまだありません。
そのため、とりあえず「イヤ!」という言葉で反発したり、怒ったり泣いたりで自分の意思を主張しようとします。
この時期の自己主張は脳が成長している証拠なので本来ならばとても喜ばしいことなのですが、一日中付き合っているママとしてはイライラしてしまうのも仕方のないことです。
またイヤイヤだけでなく、なんでも自分でやりたがるのもこの時期の特徴です。
自分でやりたがることはとてもいいことなのですが、結局はまだうまくできないのでかんしゃくを起こして泣き出したりします。
例えば自分で服を着ると言って着られずに怒りだす、靴を自分ではくと言ってはけずに玄関先で泣き叫ぶ。
手伝おうとすればこれまた嫌がって怒りだす。
結局は何も支度が進まずに出かけたいのに出かけられない、なんて経験をしたこのあるママも多いことでしょう。
こんなことを急いでいる時にされた時には、ママのほうが泣きたくなってしまいますよね。
しかもそれが一日だけでなく毎日続くわけですから、ママたちのイライラは募るばかりです。
魔の2歳児、うまく乗り越えるコツとは?
それではそんな大変なイヤイヤ期を乗り越えるためにはどうしたらいいでしょうか。
順に見ていきましょう。
・時間に余裕を持つ
とにかくこの時期の子供は、何をするにも反抗されて時間がかかります。
いつも通りに時間設定をしていると圧倒的に時間がなくなり、時間に追われる焦りからママはイライラしてしまいます。
それを防ぐには、いつもより余裕をもって行動することです。
お出かけする時もいつもより10分、20分早く支度をしていれば、どこかでかんしゃくを起こされても多少余裕をもって接することができます。
・選択肢を与える
「着替えよう」とか「ご飯食べよう」とか言っても「イヤ!」と言われてしまう時は、「これとこれ、どっち着る?」とか「ご飯とパン、どっち食べる?」とか子供に選ばせてあげましょう。
そうすると子供も「自分で決めた」という満足感があるので、喜んで服を着たりご飯を食べたりしてくれます。
ただ選択肢がありすぎると子供も決められないので、選ばせる時は2択にしてあげてくださいね。
・イヤイヤを共感する
この時期の子供は、何か特別の理由がなくても「イヤ!」と言うことがあります。
何をしてもイヤ、これをしてもあれをしてもイヤ、という時はとりあえず「そうか、イヤなんだねー」と子供に共感してあげてください。
もし嫌がらないのであれば抱っこをして「イヤだよねー。わかるよ、ママもイヤだよー」と優しく言いながらトントンしてあげると、だんだん子供は落ち着いてきます。
落ち着くと今度はケロっとして機嫌が直ったり、それまで嫌がっていたことも急にやってくれたりします。
・寝顔や赤ちゃんの頃の写真を見る
どうしてもイライラして仕方ない、という人は子供の寝顔やもっと小さい頃にとった写真を見てください。
どんな子供でも寝顔は本当に天使です。
その可愛い顔を見ているとだんだんイライラもおさまってきますよ。
赤ちゃんの頃の写真を見ても、その可愛さにしみじみと癒されます。
また生まれた時のことを思い出して優しい気持ちになったり、こんなに大きく成長したんだなーと改めて子供の成長を実感できたりします。
そうするとこのイヤイヤも成長した証拠だな、と肩の力がぬけたりしますよ。
子供によって程度の差はあれ、誰しもが経験する魔の2歳児。
ただでさえ自分の思い通りにならない生活が、子供のイヤイヤによってさらにめちゃめちゃにされてしまいます。
「もう好きにして!」と叫びたくなることだらけですよね。
しかしママが爆発してしまうと子供もさらにヒートアップして収拾がつかないことになります。
子供の主張を聞き入れながらもうまく誘導できるコツをつかんで、この辛い時期を乗り越えていってください。
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