男の子の子育て、女の子とまた違って大変ですよね。
甘えてきて可愛いところもありますが、動きが激しかったり取っ組み合いのケンカを始めたり、お母さんは振り回されてヘトヘトになります。
また常にふざけているので叱ってばかりになってしまう、なんてお母さんも多いのではないでしょうか。
そんな大変な男の子、上手に子育てするにはどうすればいいのかを見ていきましょう。
男の子の子育て 何が大変?
男の子を育てる上でお母さんが苦労するのは、やはり「性別が違う」ゆえの悩みです。
男と女では脳の構造が違うため、やはり行動も変わってきますし、得意不得意なことも変わってきます。
女の人は複数のタスクを一度にこなすことが得意であったり、先のことや周りの感情を読む能力に長けていますが、男の人にはそれらは難しいことであったりします。
それは小さな子供でも同じことで、女の子のほうが「いまお母さんの機嫌が悪いな」と察してそれなりの行動をしたりしますが、男の子はまったく気づかずにかえってお母さんを怒らせたりします。
そんな男の子ですから、たびたびお母さんには「理解できない!」と苦しむ言動が多くなるのです。
特に「何回言っても同じことをする」とか「何回言ってもやめない」という悩みをよく聞くことがあります。
お母さんたちは「なんで何回言ってもわからないの!?」と思うわけですが、答えは簡単で、男の子はお母さんの話を聞いていません。
聞いているようで、耳を素通りしています。
とりあえず「はい」と言っておけばこの説教が終わるので返事をしているだけで、お母さんの話を理解したわけではありません。
これは子供全般に言えることですが、特に男の子は「いま」を生きる生き物です。
過去と未来のことはまったく考えていません。
「いまこれをしたら後で大変なことになる」とか「いまこれをしないと後で困る」とか、そういった予測がたてられないのです。
また「過去に親にこういったことで怒られた」ということもすぐに忘れてしまうので、結局は同じことをして親に怒られてしまいます。
私も息子に向かって「さっき言ったでしょ!?」というセリフを何回言ったかわかりません。
男の子の上手な育て方
ではそんな「未知の生物」である男の子、どう育てていったらいいでしょうか。
まずは叱り方ですが、自尊心を傷つけるような叱り方はNGです。
男の人ってプライドが高いですよね。
それは小さな男の子でも同じです。
あんなに小さくても一人前にプライドを持っています。
ですから「そんなこともできないの?」とか「男の子なのに泣いてばかりいないの」とか「〇〇くんはできるのにあなたはできないんだね」なんて言い方は子供の心をひどく傷つけます。
これらの言葉は子供の自己肯定感をさげるだけで、なんのメリットもありません。
またよくやりがちなのが、叱る時に長い言葉を使ってしまうことです。
「ほら、それしないで!さっきも言ったでしょ!何回言ったらやめるのよ!だいたいあんたはいつもいつも・・・」と延々と小言が続いてしまうこと、ありませんか?
私はやってしまいます。
特に怒りがヒートアップしている時なんかは文句が止まらなくなってしまいます。
しかしこれ、子供には何を言われているのかまったく理解できていません。
おそらく「お母さんがまたなんか怒ってるな。はやく終わらないかな」くらいしか思っていないでしょう。
自分が何か悪いことをしたなんて気持ちはさらさらありません。
なんだかこっちが怒るだけバカらしいですね。
男の子を叱りたい時は短い言葉で叱るのが鉄則です。
「危ないから~してはいけないよ」と、それだけで終わらせましょう。
さっき言ったことをまたされたとしても、こちらも何回も同じことを繰り返して言い聞かせましょう。
とても根気がいりますが、結局はこれがしつけの最短ルートになります。
また、叱る時は一度に一つのことだけについて叱るようにしましょう。
一度に複数のことを言われても、やはり理解できずに終わってしまうからです。
上手にほめてあげましょう
次に男の子の褒め方ですが、お母さんにとってはくだらないことでも心から褒めてあげましょう。
例えばお子さんがダンゴムシを袋いっぱいに集めてきたとします。
「見て見てお母さん!いっぱい集めたよ!」
と目をキラキラ輝かせて報告にきました。
あなたならなんて答えますか?
「キャー!やめてやめて!早く捨ててきて!」と言いたいですよね。
私は全力でその場から逃げ出したくなります。
でももしそれを言ってしまったら、子供はとっても悲しみます。
頑張って集めてきたことを褒めてほしいのです。
ですからここはぐっと我慢をして「すごいたくさん集めたねー。頑張ったね!」と褒めてあげましょう。
その後で「でもお母さん虫苦手だからおうちには入れないでね」とか「ダンゴムシさん可愛そうだから、もといた場所に返してあげようか」などと言えばいいでしょう。
一度褒められれば満足するので、比較的素直に「わかった」と言ってくれます。
男の子の短所は「いま」しか考えられないこと、と書きましたが、それは実は長所でもあります。
とにかく好きなことへの集中力がすごいのです。
よくよく考えれば袋いっぱいに虫を集めるのって、すごい労力ですよね。
それをやってしまうのだから、その集中力には目を見張るものがあります。
ですからお母さんからしてみたら「なんでそんなことを」と思うようなことでも、その努力に対しては褒めてあげましょう。
また「やってほしいこと」に対しても褒めてあげるのが効果的です。
よく「旦那に家事をさせたかったら、まずは褒めて育てましょう」なんて聞きませんか?
大人の男の人でもそうなんですから、小さい男の子なんかはお母さんが褒めてあげれば有頂天になります。
もし宿題を自分からやっていたら「言われなくてもやってるんだね!さすが!」と褒めたり、「妹におもちゃ貸してくれたんだね!ありがとう!」と喜んだりすると、子供は嬉しくなってまた同じことをしようとします。
特に褒めるようなことではないと思うことでも、どんどん積極的にほめてあげましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
男の子といっても様々なタイプの子がいます。
全員が全員同じ行動をするわけではありませんが、子育てをする上での基本的なポイントは同じです。
男の子の行動を完全に理解することは難しいですが、このポイントを押さえて少しでも子育ての悩みが軽減されるといいですね。
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