時代の変化は激しいもので、昔は常識だったものが今ではまったく目にしなくなってしまったものってありますよね。
子供と話をしていると「そんなことも知らないの!?」と驚いてしまうこともあります。
しかしいくら時代が変わったといっても、知っておかないといざという時に困ってしまうものも中にはあります。
そんな今どき小学生が知らないびっくりなものをまとめてみました。
〇公衆電話
先日小学生の息子と話していた時、「携帯電話を忘れた時に公衆電話でね…」というようなことを言ったら「公衆電話って何?」と訊かれたことがあります。
そうか、今どきの子供は公衆電話すら知らないのかと驚くと同時に、確かに公衆電話を見る機会もないよなと納得もしたものです。
今は携帯電話やスマホが普及して大人でも公衆電話を使う機会も滅多になくなりましたが、やはり何かしらの緊急事態にはなくてはならないものです。
子供ならなおさら携帯電話を持っているとは限らないので、公衆電話の場所や使い方、家の電話番号や親の携帯番号くらいは教えておいたほうがいいでしょう。
〇電話のかけ方、受け方
今どきの子供はスマホやネットは大人以上に上手に使うものですが、電話の受け答えがわからないという子供が増えています。
どうしても普段はLINEやメールで連絡を取るほうが多くなってしまうし、スマホにしても固定電話にしても通知機能があるため、誰からかかってきたのかが一目でわかるようになっています。
そのため知らない番号なら出ない、家族などの親しい相手なら「はーい」とか「何?」などと気楽に出てしまうという現象が起きてしまいます。
うちの息子は「もしもし」という言葉すら使えませんでした。
電話の受け答えができない問題は、子供だけでなくすでに今の20代の社会人の間でも起きていることです。
社会に出ればどんな職種でもたいてい電話を使うことがあるはずです。
その時に電話の使い方を知らないとかなり苦労をすることになるでしょう。
そうならないためにも、子供のうちから他人の家に電話をする機会や身内以外からの電話に出る機会を設けて練習しておくと、大きくなってから電話の使い方で苦労することもなくなるでしょう。
〇和式トイレ
これは小学校に入る前の子供たちに言えることですが、和式トイレを目にしたことのないという子供が増えています。
家のトイレもほとんど洋式となり、店などのトイレも今ではほぼ洋式トイレとなっています。
ただ、いまだに小学校では和式トイレが残っているところが多数あります。
だんだんと洋式トイレも増えてはきていますが、やはりまだ完全ではありません。
そのため小学校に入学して初めて和式トイレを目にして困惑してしまう子もいます。
できれば小学校に入学する前に何回か和式トイレで練習しておくと入学後も安心です。
昔からある施設などにはまだ和式トイレがある場所もあるので、そういった場所を利用してみましょう。
〇石鹸
あなたの自宅には石鹸がありますか?
実はうちには石鹸というものがひとつもありません。
洗面所もハンドソープですし、お風呂もボディソープを使っているので必要がないのです。
うちの子供の幼稚園も手洗いは泡で出るタイプのハンドソープだったので、子供が石鹸を初めて目にしたのは祖母の家でした。
やはり使い方がわからずに「これどうやって使うの?」ときかれたものです。
小学校でもハンドソープを使っているところも増えているのかもしれませんが、やはりまだまだ石鹸のほうが主流です。
地方の公民館などに行くといまだにネットに入った石鹸が水道から吊るされている懐かしい光景を目にすることもあります。
もし家に石鹸を使わないような場合は、石鹸を目にしたら試しに子供に使わせてみせてもいいでしょう。
〇電車、バスの乗り方
自家用車が普及している今、電車やバスに乗ったことがないという子供も増えています。
車社会が一般的な田舎であればなおさらです。
電車やバスが身近にあったとしても、小さいうちはやはり親が一緒に乗るため、子供はただ親についていけばいいだけです。
そうすると結局は切符の買い方もわからない、バスの時刻表や料金表の見方もわからない、お金の払い方もわからないまま成長してしまいます。
実際、中学生になっても一人で電車やバスに乗ったことがないという子供もたくさんいます。
しかし大きくなればなるほど親と行動することもなくなり、今更誰かに訊くのも恥ずかしくて結局何もわからないまま大人になってしまうということも少なくありません。
せめて基本的な切符の買い方やバスの乗り方くらいは教えておいたほうが安心でしょう。
親世代が「こんなことは知っていて当然」と思っていることでも、子供にとってはすべてが初めてのことばかりです。
教わる機会がなければもちろん大人になっても知らないままです。
そうならないためにも、子供の頃から身近にあるものの使い方などを意識して子供に教えてあげると、大きくなってからも困ることがなくなるでしょう。
また親が教えるだけでなく、何かがわからない時や困った時に周りの人に助けを求めたり訊いたりすることもできるようにしてあげましょう。
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