だんだん寒くなってくると子供はしょっちゅうウイルスやら細菌やらに
感染するようになります。
熱や鼻水と同じくよく出てくる症状が咳です。
子供の咳は聞いているだけでこちらまで苦しくなってしまいますよね。
また病院へ行って薬をもらったからといって、すぐに咳がおさまるも
のではありません。
子供が咳き込んで夜も眠れない姿を見ていると、少しでも早くどうに
かしてあげたいと思うものですよね。
そんな子供の咳がひどい時に少しでも楽にしてあげられる方法をいくつ
かご紹介します。
もくじ
① 部屋の加湿をする
空気が乾燥していると咳が出やすくなります。
特に冬場は空気が乾燥しやすいので、適度に部屋を加湿してあげましょう。
その際加湿器を使う場合は、加湿器の掃除も忘れずにこまめに行いましょう。
加湿器の掃除を怠るとカビが繁殖し、カビの胞子が部屋中にまき散らされる
ことになります。
そうすると逆に体にも害をおよぼすことになるので気を付けましょう。
加湿器だけでなく、ぬれたタオルを部屋の中に干したり、お湯をはった洗面
器を置いておくだけでも加湿になります。
部屋の湿度があがるまでには2時間ほどかかるため、寝る部屋の加湿をする
場合は寝る2時間前くらいまでに準備しておくといいでしょう。
② 水分をとる
気管に炎症をおよぼしている場合は、水分をとることでその炎症を少しやわ
らげることができます。
また痰がからむような咳は、水分をとることで痰を出しやすくなるので
積極的に水分をとりましょう。
しかしただやみくもに水を飲めばいいというわけではなく、できるだけ
暖かい水をゆっくりと飲むようにしましょう。
一度にたくさん飲むよりも、こまめに少しずつ飲むほうが効果的です。
温かい飲み物を飲むと血行が良くなるため、気管が広がりやすくなります。
そうすることで、少し咳をおさえることができるようになります。
③ 部屋をこまめに掃除する
埃や花粉、ダニの死骸などのアレルゲンは咳の原因のひとつです。
普段はなんともなくても、風邪などで気管が弱まっている時はちょっとした
刺激で咳が出やすくなります。
部屋はいつも以上にこまめに掃除をして、できるだけ埃などがたまらないよ
うに心がけましょう。
掃除機で吸っただけだと舞い上がった埃が時間とともに落ちてきてしまう
ので、掃除機の後には必ず拭き掃除も行うようにしましょう。
④ 部屋の冷気に気を付ける
冷たい空気を吸うと咳は出やすくなります。
夜寝る部屋が冷えていたり、明け方部屋が冷えてくると咳がたくさん出てし
まったりします。
そうならないように特に寒い日などは部屋をあたためておいたり、明け方
冷気が入ってこないように窓に防寒対策を施したりして工夫しましょう。
暖房をつける際は乾燥しないように湿度にも同時に気を付けましょう。
⑤ はちみつ大根を飲ませる
大根を薄くスライスしてその上からはちみつをかけ、保存容器などに
いれて冷蔵庫に保管します。
数時間すると大根から水分が出てくるのでその汁を飲ませてあげて
ください。はちみつは多目で大丈夫です。
汁は原液のまま飲ませてもいいですし、お湯で少し割って飲んでも
おいしくいただけます。
特に朝晩の寒い時間帯はお湯で割って温かくしたものをゆっくりと飲
むと効果的です。
ただし1歳未満の子供はボツリヌス菌へ感染する危険性があるので与
えないようにしましょう。
汁ができった後の大根は、油で炒めて醤油で味つけをすれば甘めのキ
ンピラとしておいしくいただけます。
味はだいぶ甘めなので、子供には食べやすいでしょう。
大人が食べる時に甘すぎるようでしたら、七味や一味をかけて食べる
のもおすすめです。
⑥ はちみつをなめさせる
はちみつ大根は咳と同時に喉が痛い場合にもおすすめの方法ですが、
こちらはとにかく咳を少しでも抑えたい場合におすすめです。
はちみつは市販の咳止め薬よりも咳止めの効果があると、アメリカで
研究結果がでているほどです。
とにかく咳がつらそうだと思ったら、ティースプーン1杯くらいの
はちみつをなめさせてあげましょう。
はちみつ大根と同じように、こちらも1歳未満の子供には与えないよ
うに気を付けてください。
⑦ 枕元にタマネギを置く
外側の皮をむいて半分に切ったタマネギを寝る時枕元に置いておくと咳が
でにくくなります。
これはタマネギから出る「硫化アリル」という物質が殺菌や安眠、沈静など
の効果を発揮してくれるためです。
なるべくこの成分が出やすくなるように、切った断面を上にして皿に入れて
置いておきましょう。
置く場所は枕元が一番いいのですが、小さい子供などで寝相が悪く夜中にひ
っくり返してしまう可能性がある時は、少し布団から離して置いておいても
大丈夫です。
寝る30分ほど前に準備して部屋のドアを閉めておくと、寝る頃には硫化ア
リルが部屋に充満している状態になるので寝付きやすくなります。
使ったタマネギは次に日によく洗って料理に使いましょう。
一晩置いているので、できれば加熱して使ったほうが安全でしょう。
また冬場ならあまり問題がないのですが、夏だとタマネギの臭いにつられて
ゴキブリが出てくる可能性があるので注意しましょう。
まとめ
咳の原因によっては病院に行っても咳止めは処方されないこともあります。
とめてはいけない咳もあるためですが、それでも少しでも症状をやわらげて
あげたいものですよね。
完全に咳がおさまるまでには子供の体が回復するのを待つしかありません
が、咳が苦しくて夜も眠れない状態では回復も遅くなってしまいます。
今以上に咳が出ないように、また少しでも苦しい症状をやわらげてあげる
ために、家でできることを色々と試してあげましょう。
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